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人種の違いによる差別もなく様々な文化を受け入れる豊かさ

スリナムは、南アメリカの北東部に位置し、国民の大多数が住まう都市・パラマリボを首都に構える共和制国家です。

国土の大部分は、ギアナ高地にあり、国土面積は日本の約2分の1、総人口は2012年時点で約53万人と、いずれも南米最小規模です。

豊かなボーキサイトや木材資源に恵まれていて、ボーキサイトは輸出額の70%を占めています。

農業は砂糖、米、バナナ、柑橘類などで、漁業ではエビが欧州や日本に輸出されています。

かつては、オランダ領であった歴史的背景から見ても、欧州・オランダの文化や建築・言語などが深く根付いています。

また、英語の浸透の他に近年では、隣国ブラジルの影響もあって、ポルトガル語も急速に広がっています。

そんなスリナムの国民性は明るく前向きで、人懐っこいです。

オランダ人が休暇に訪れる光景からも伺えますが、かつては植民地であった国を受け入れている点も、おだやかで大らかな国民性を反映していると言えます。

また、インド系・白人系・マルーン系・インドネシア系などなど、非常に多種多様な民族を有する国ですが、人種の違いによる差別もなく、様々な文化を受け入れ、楽しんでいるところも国民・国全体の懐の深さや心の豊かさが感じられます。

国内で人気があるスポーツはサッカーで、国内でもオランダ代表を選択する選手も多く、サッカー選手の人材の宝庫という面でも有名です。

1990年代にACミランの黄金時代の一翼を担ったR・フリットやF・ライカールトをはじめ、数々の華々しい経歴を持つ選手・監督は、スリナムからオランダに移住した人々の子供達が多く、その活躍からもうかがえます。

また、日本サッカー界の礎を築いた一人でもあるオフト氏もスリナム系です。

ちなみに、K-1世界チャンピオンであるR・ボンヤスキーを始め、他の有名な選手もこの国で生まれ、オランダに移住した人々です。

また気候の面でも、熱帯特有のエキゾチックな自然(中央自然保護区で見られる、手つかずなままの豊かな自然・珍しい動植物は、観光の要として多くの人気を博しています)や、昼間は30度を越す陽気と常に太陽が出ていて、心地良い気候であることも、その国民性に影響があるのでしょう。

その多彩な文化を内包するお国柄からか、音楽も非常に多様で、ヒップホップ、レゲエ、ハウス、テクノ、ダンスミュージックなどさまざまなものを愛好したりしています。

多くの人種による豊かな文化と、南国・熱帯特有の気候による、陽気で明るく前向きで心豊かである国民性、それがスリナムです。